監訳者が金森重樹氏という方です。
行政書士からスタートして(開業間もない頃)FAX-DMで成功し、その後は
ネットでサラリーマンの方々に不動産を販売するビジネスモデルを構築しています。
あれよあれよ、という間のサクセスストーリーだと思います。
監訳者まえがき
お客を爆発的に増やす実証済みのテクニック
第1部 お客を爆発的に増やす書き方、コピーライティングの秘密
知識の秘密
説得力という秘密
成功の秘密
読ませる秘密
第一センテンスの秘密
滑り台効果の秘密
好奇心の種の秘密
コンセプトの秘密
全部読んでもらう秘密
順序の秘密
編集の秘密第2部 最高の成果をもたらす44のテクニック
反応に差がでる22のポイント
役に立つ22の心理的トリガー予防と解決の秘密
ストーリーの秘密第3部 ポイントを検証する-具体例に学ぶ
伝説の広告の秘密
チャンスを逃さない秘密
大どんでん返しの秘密
常識はずれの広告の秘密【出典:10倍売る人の文章術】(ジョセフ・シュガーマン)・PHP研究所
⇒ 通販大家さん
感想文
読んだ本のタイトル:
10倍売る人の文章術
感想:
この本を一言でいうと、「ヒント集」ですね。それと自分の欠点・弱点を気づくことができたのが良かった点ですね。
自分の文章は結構長いです。リズムがない、センテンスの使い分けができていない、という欠点がありますから今後大いに参考にすべきかな、と感じました。
実は、この本を手にしたのは今回が初めてではありませんでした。
なんと発売間もない頃に自ら書店で見つけて購入していた書籍だったのです。
(10年振りくらいに引っ張り出してきて読み返してみました)
もちろん、シュガーマンという人は知りませんでしたけど。
この時、コピーライティングという単語も知りました。
ただ、覚えていたことは「(著者は)確か(特殊な)サングラスをたくさん売った人だ」という印象だけを覚えていました。
前回(10年ほど前)読んだ時には、それほど役に立つという印象はなかったというのが本当のところでした。
それが、今回は・・・
本当にことをいうと、この「10倍売る人の文章術」の前に、ある本を読んでいたのが大きかったと思います。
それが、「俺なら3秒で売るね」でした。この「俺なら・・・」は、これでもか、これでもかというくらいに「売り」をつくれ、探せ、構築しろ、つくり出せ・・・のオンパレードでした。
その強いインパクト≒心構え・哲学も含めて、「売り」の重要性を認識した段階で、その後で、テクニック的なものを学ぶという感じでいうと、10倍売る人の文章術が活きてくる、というように思ったのです。
特に、感情移入させる、当事者意識を持たせる、というのは大いに納得したポイントでした。
手に持たせる、感じさせる、空想を抱かせる・・・
当事者意識を持たせる、そこにストーリーがうまい具合に関わってくることになります。
また、最近流行りのテレビ番組の中で、芸能人の「俳句」を添削するのがあります。それに近いイメージのケーススタディは参考になりますね。
ただ、一つ言えるのは、考えるのはあくまでも自分ですけど、それにお客さまが反応してくださるかどうかは、やってみないとわかりません。
試行錯誤の繰り返しで前進・成長していくもの、成果につながってくるもの、ということは忘れてはならないと思いました。
ただ、この試行錯誤だけは(自分としては)注意しないといけない点でもあります。限られた時間での勝負ですから、やはり「俺なら3秒・・・」にあったように結果を出すことを優先させたいのも事実ですから。
全体をとおしてみると、22のポイント、22のトリガーというものが示してありました。
これは、それだけ人間の心理は複雑なものなのかも知れませんと理解できる気もしました。ということは・・・
相手(お客さま)次第でどんな手が成功するかはわからない世界です。王道や定石はあっても、正解はない、といえるのではと思ってしまいます。
そこに希望を見出してチャレンジしていきたいとも思います。
ただ、試行錯誤も勉強ではありますがやはり限られた時間の中での成長ですから、取捨選択しながら取り組んでいきたいですね。
その意味からもマスターズで勉強させていただけることは感謝・感謝ですね。
本の後半にケーススタディというか紹介があります。特にランジェリーの話は、男性に対してもランジェリーが売れるのだ、という意外な驚きがありました。
お客さまが頭の中で自問自答する質問事項に、前もって答えてあげる、解消してあげる、ストーリーを語る・・・
自分の商品を、ここでのケーススタディを参考にセールスレターを見直してみたいと強く思った次第です。
少しワクワクしてきましたね。
あっ、忘れていました。
いちばんの参考事例は・・・90ページに著者のお子さんが書いたコピーがありましたが、それです。
「ベスト・ペット」・・・モルモットの例です。参考になりますね。8歳の子どもが書いたコピーです。
最後の最後です。本を読み終えて・・・本の帯に、他人に「言葉でアピール」できなければ、絶対に成果は出ません、というのがありました。
なるほどね、という思いとともに今はさらに動画の時代に突入していることから、ひょっとしたら言葉はなくても映像で訴求することもできる時代も一方ではあるのかも知れないと感じた次第でした。